履歴書の書き方完全ガイド|採用担当者に好印象を与えるポイントと最新テンプレート

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JOBSCORE編集部|
履歴書完全ガイド:厚生労働省推奨テンプレートの選び方から書き方まで徹底解説 ジョブスコア

履歴書は、就職活動や転職活動において自分をアピールするための第一関門です。採用担当者に好印象を与えるためには、書式や項目の正しい記入はもちろん、マナーやテンプレート選びにも注意が必要です。

本記事では、厚生労働省が推奨する履歴書テンプレートの特徴や各項目の書き方、さらに職種・業界別の作成のコツまでを網羅的に解説します。あなたの魅力が充分に伝わる履歴書を作るための参考にしてください。

履歴書の基本テンプレートと推奨フォーマット

ここでは、履歴書の基本的なテンプレートやフォーマット選びのコツを解説します。特に厚生労働省推奨の書式は、最新トレンドに合わせて配慮が行き届いており、応募者にメリットの多いフォーマットとして注目されています。

履歴書は応募先の第一印象を左右する重要な書類なので、フォーマットの選択を安易に済ませるのは避けたいところです。企業から指定されたフォーマットがある場合はそれに従い、指定がなければ厚生労働省推奨の形式など、内容が充実していて使いやすいものを選ぶと良いでしょう。どのテンプレートを使うにしても、余白やスペースを活用して読みやすいレイアウトを心がけることが大切です。

また、印刷する紙のサイズや用紙の質にも注意が必要です。家庭用のプリンターで印刷する場合は白色の上質紙を使い、余計なロゴや装飾を入れずに整合性のあるデザインを維持しましょう。仕上がった履歴書を折り曲げずに提出する配慮も、印象を良くするポイントです。

厚生労働省の推奨履歴書テンプレートとは

厚生労働省の推奨履歴書テンプレートは、性別や年齢などの個人情報を書き込む際のプライバシーに配慮がなされているのが特徴です。例えば性別欄は任意記載になっており、個々の状況や希望に合わせた記入方法が選択できます。

また、企業が応募者の情報を適正に取り扱いやすいよう、各項目の配置や説明書きもわかりやすく整えられています。履歴書に慣れない方でも、何を書くべきかが直感的に理解しやすい工夫が施されています。

採用担当者からは、公式機関が推奨するフォーマットを用いていること自体が丁寧な印象につながるという声もあります。書式選びに迷ったら、まずは厚生労働省推奨のテンプレートを検討してみると良いでしょう。

Word・Excel・PDFなどのテンプレート比較

WordやExcelは自由に書式を編集しやすい点が魅力です。フォントサイズを変更したり行間を調整しやすいので、自分の情報量やPR内容にあわせてレイアウトを整えられます。ただし、印刷環境によっては書式崩れが起きることがあるため、提出前には必ずプレビューや試し印刷を行いましょう。

PDFは書式の固定性が高く、異なる端末でもほぼ同じレイアウトで表示されるのが強みです。履歴書をメールで送付する場合やオンライン応募の場合に特に有効で、採用担当者が確認しやすい形式として重宝されています。編集の柔軟性は若干劣りますが、見栄えを崩さない提出方法を求めるならPDF形式が安心です。

結局のところ、自分が操作に慣れており、応募要項と照らし合わせても問題が起こりにくいツールを選ぶのが基本です。使いやすい形式でストレスなく内容を充実させることが、履歴書完成度を高める第一歩となります。

A4とB5、どちらを選ぶべきか

一般的に企業の求める書類サイズはA4が主流となっています。A4サイズは職務経歴書や送付状との組み合わせもしやすく、まとめて提出する際に統一感が出るのが利点です。フォントや余白を適切に調整すれば、見た目の整った履歴書を作成できます。

一方でB5サイズを指定する企業や、手書き文化が強い業界ではB5が歓迎される場合もあります。指定がないならA4を選ぶのが無難ですが、応募先の特徴や指示に合わせてサイズを使い分けるとよいでしょう。曖昧な場合は、問い合わせるか、求人情報を改めて確認して決定するのがおすすめです。

いずれの場合も提出先の指示が最優先です。募集要項にサイズの指定が明記されていれば、それに従って履歴書を用意してください。応募先のニーズを尊重する姿勢も、選考におけるマナーの一つと考えましょう。

履歴書の基本構成と書き方【項目別】

履歴書には日付・氏名・住所など、多岐にわたる項目を正確に書く必要があります。小さなミスがマイナス評価につながらないよう、項目ごとのポイントを丁寧に確認しましょう。

履歴書の項目は、基本的な個人情報だけでなく写真や学歴・職歴欄、志望動機など多岐にわたります。それぞれの項目は採用担当者が注目するポイントなので、正しく誤りなく記入しなければなりません。特に日時や正式名称に関してはミスが生じやすいため、事前に早見表や確認資料を用い、間違いを防ぐ工夫をすることが大切です。

また、書類選考で大切なのは、読みやすく整理されているかどうかです。文章を詰め込みすぎず、適度な改行や空白を使用して、採用担当者がスムーズに情報を得られるよう配慮しましょう。ここでは、項目別に押さえるべき書き方の流れを解説します。

日付の入れ方と記入時の注意点

履歴書の日付は、提出日や面接日などを基準に記入します。面接日が確定している場合は面接日付を、郵送提出する場合は実際に郵送する日付を入れるとよいでしょう。重要なのは、西暦と和暦を混在させないことで、同一書類内で形式を統一する必要があります。

また、丁寧な印象を与えるために、日付欄は手書きの場合でもこまめに字形に気を配るのがおすすめです。読みづらい記号や急いだ書き方は避け、一つずつ正確に書くことで信頼感を高めることができます。

提出前に日付の整合性を最終チェックすることも忘れないでください。特に添付する送付状や職務経歴書の日付と食い違いがないか注意を払うと、細部まで気を配っているという好印象を与えられます。

氏名・フリガナの正しい書き方

氏名欄には戸籍上または正式に使用している氏名を記入します。フリガナは全角カタカナで、姓名の間にスペースを入れるかどうかは履歴書全体のバランスに合わせて判断しましょう。どちらにせよ、氏名とフリガナの位置を合わせることが読みやすさの鍵となります。

書き慣れている氏名でも、誤字には注意が必要です。特に漢字の旧字体などが含まれる場合、履歴書のテンプレート上で正しく表示できるか確認しておきましょう。読み手の混乱を招かないように、できるだけ正式名称を明瞭に書く工夫が大切です。

結婚などにより姓が変わった場合でも、現在使用している姓名を履歴書にはっきりと示してください。状況によって改姓のタイミングなどを説明すべき場合は、別途補足欄を活用するのも一つの方法です。

住所・連絡先の記載方法

住所を記載する際は、都道府県名から市区町村名、番地、建物名、部屋番号までを正式に書きます。些細な省略がトラブルや連絡の行き違いを招く恐れがあるため、マンション名なども省略せずに確実に記入しましょう。

連絡先は現住所と異なる実家や別住所がある場合、どちらをメインの連絡先とするかを明記すると採用担当者に伝わりやすくなります。電話番号やメールアドレスも明確に記載し、誤字がないか慎重に確認してください。

最近では携帯番号のみで自宅の固定電話番号を持たない人も増えています。その場合は携帯番号を正確に記入し、急な連絡にも対応しやすい旨をアピールしておくと良いでしょう。

写真欄の注意点と写真選びのコツ

履歴書に貼る写真は、3か月以内に撮影したものを使用するのが一般的です。背景は白や淡い青色などシンプルなものを選び、服装はスーツやシャツを着用して清潔感をアピールしましょう。表情は自然な笑顔よりも、やや引き締めた中立的な雰囲気を意識すると無難です。

写真のサイズは縦4cm×横3cmが主流で、裏面に氏名と撮影日を記入しておくと万が一剥がれた際にも混乱を避けられます。最近はスマホなどで撮影し、プリントアウトして準備する人もいますが、顔の輪郭や背景に影が目立つ場合は証明写真機や写真館を利用したほうが安心です。

写真の貼り方にも注意が必要で、曲がっているとだらしない印象を与えてしまいます。スティック糊や両面テープなどで平らに貼り、仕上がりを最終チェックしてから提出しましょう。

学歴・職歴欄のポイント

学歴欄では、高等学校入学以降を古い順に記入するのが基本です。小・中学校の記載は省略するケースが多いですが、指定がある場合は指示に従いましょう。卒業や入学年月の表記でミスしやすいため、あらかじめ年表などで確認してから記入することをおすすめします。

職歴は入社・退社日を明確に記載し、在職中の場合は「在職中」と書きます。アルバイトや派遣社員としての経験は、実務内容や得たスキルがアピールできる場合に積極的に書くと良いでしょう。ただし、時系列や企業名などの誤記は評価を下げる要因になるので、正確性にこだわってください。

採用担当者は学歴・職歴欄から応募者の経歴情報を読み取ります。流れがわかりやすく整理されていると、人事担当者がスムーズに評価しやすい履歴書になるでしょう。

免許・資格欄の書き方

取得年月が古い順に記入すると、資格取得の成長過程が時系列でわかりやすくなります。資格の正式名称は略さずに書き、特殊な資格の場合はどのような業務範囲で有効なのか簡単に補足すると、採用担当者の理解を促せます。

業務への関連性が高い資格ほど、上位に書くと効果的です。車の運転免許など一般的な資格は書き忘れたり、記入漏れしたりしないよう注意してください。

資格の登録番号が求められるケースは少ないですが、公的な資格で番号や証書がある場合は一緒に書いても問題ありません。採用企業のニーズにマッチした資格を強調するのが目的です。

志望動機・自己PR欄の基本

志望動機や自己PR欄は、企業に対する熱意や自分の強みを伝える重要なエリアです。ここではあまり長文になりすぎず、端的に自分の長所と応募企業で発揮できる力を明確に書きましょう。

単なる抽象的な表現ではなく、具体的なエピソードや実績、学習経験などを盛り込むと説得力が増します。また、企業や採用担当者が気になるのは「なぜ弊社がいいのか」と「あなたがどのように貢献できるのか」の2点なので、これらを意識した構成が大切です。

仕上げの段階で、志望動機が応募する職種や業界に適合しているかどうか、再度見直すと良いでしょう。自分で読み返して違和感がある場合は、企業研究が不足している可能性があるため、修正の必要があります。

本人希望欄・その他の項目の記載例

本人希望欄は、特に要望がなければ「特になし」と書くのが一般的です。ただし、勤務地の限定や給与の希望などが明確にある場合は、簡潔にまとめて記入してください。あまりに多くの条件を細かく列挙するとマイナスイメージを与える可能性があるので注意が必要です。

その他の項目として、健康状態や通勤手段、転勤の可否などを記入するケースもあります。企業の採用情報を確認し、必要に応じて担当者が知りたい情報を過不足なく書きましょう。

提出前に改めて希望事項が現実的であるかどうか、客観的に考えてください。希望項目と自分の条件をすり合わせる作業は、面接前の整理にもなるため、丁寧に行いましょう。

学歴・職歴欄を詳細解説【記入例あり】

学歴・職歴欄は採用担当者にとって、経歴の要約を把握できる重要項目です。ここでは基本的な書き方に加え、在籍中や離職中など状況別の記入例を示します。

学歴・職歴欄に記入する年号は、西暦か和暦のどちらかで統一します。学歴は高等学校入学以降、職歴は初めての就職以降を古い順に並べるのが一般的です。職種によってはアルバイトや派遣社員の経験も評価されるので、時系列が崩れないよう慎重に並べましょう。

また、在籍中の場合や離職後の書き方に悩む方も多いですが、対応方法をきちんと押さえておくことで、選考において不利になりにくい履歴書が完成します。学歴・職歴欄を正しく記載するだけで、企業側の安心感が大きく高まります。

入学・卒業年の早見表と年代の書き分け

年号の変換ミスを防ぐためには、入学・卒業の早見表を活用すると便利です。高校や大学の入学年は、年度と実際の年がずれやすいので、予め自分の卒業証書やインターネットの早見表で確認しておきましょう。

和暦を使用する場合は、令和・平成といった元号を間違えないように気をつける必要があります。特に元号が変わった直後の世代では混乱しやすいので、卒業年度と名前がずれていないか必ず確かめてください。

大学院や専門学校など進学先が多岐にわたる場合は、どの段階で卒業したのかを時系列にそってわかりやすく並べることが重要です。複数の教育機関を経ている方ほど、情報を整理して読み手の理解を促す工夫をしましょう。

在籍中・離職中の場合の記載例

現在在学中の方は「在学中」、現在勤務している方は「在職中」と書き、まだ卒業・退職していないことを明示します。特に卒業見込み時期が明確なときは「2024年3月卒業見込み」のように記載すると、企業側がスケジュールを把握しやすくなります。

離職の場合、退職理由を詳しく書く必要はありませんが、「一身上の都合により退職」のように簡潔にまとめましょう。あまりに詳細を書きすぎると、ネガティブな印象を与えかねないため注意が必要です。

離職期間にブランクがある場合は、後の志望動機や面接でその期間の意義や学びを伝えられると好印象につながります。履歴書で余計な心配を与えないように、端的かつ誠実な記入を心がけてください。

アルバイトや派遣社員の経験を記載する場合

アルバイトや派遣社員としての経験が、応募先の職種と関連する場合は積極的に記載すると効果的です。例えば接客業で培ったコミュニケーション力やリーダーシップなど、企業側が求める資質に近い内容をアピールできます。

経験の記載は職歴として書くのが主流ですが、長期的に従事していたものや重要な役割を担っていた場合は特に明確に書いておきましょう。逆に短期バイトが多い場合は省略しても構いません。

注意点としては、企業名や勤務期間、職務内容に誤りがないようにすることです。特に派遣先が複数ある場合は、派遣元企業名とともに派遣先を記載する形で整理すると、履歴書を読む側にもわかりやすいです。

志望動機・自己PRの具体的な文例

志望動機や自己PRは、履歴書で個性を最もアピールできる部分です。書き方を工夫すれば、あなたの強みや意欲を効果的に伝えるチャンスになります。

仕事に対する情熱や具体的な成果があれば、それを簡潔に盛り込むことが重要です。新卒・未経験者の場合は学業やアルバイトなどから得た学び、経験者の場合は実績やスキルを中心にまとめるなど、自分の立場に応じたアプローチが求められます。

また、企業研究をしっかり行い、その会社が求めているスキルや人物像に合致している点を具体的に示すと説得力が高まります。自分だけが語れるエピソードと思いを簡潔に言葉でまとめ、履歴書全体との一貫性を保ちながら書くことが理想です。

新卒・未経験者向けの文例

新卒や社会人未経験者の場合、学業やサークル活動、アルバイトで得た自己成長をアピール材料にするのが定番です。例えば「大学のゼミでチームプロジェクトを主導し、結果をまとめるリーダーシップを身につけた」など、実際の行動と成果を示せるエピソードが効果的です。

企業側としては、未経験者がどのような姿勢で新しい仕事に挑むのかを知りたいので、向上心や粘り強さを強調するのもおすすめです。加えて、その企業で何を学び、どう成長したいかを具体的に書くと、採用担当者は意欲を感じ取りやすくなります。

くれぐれも抽象的な言葉だけで終わらないように注意しましょう。「人と接するのが好き」ではなく、「アルバイトで1日平均30人のお客様対応を行なったことでコミュニケーション力が磨かれた」というように、根拠のある表現を心がけると説得力が増します。

職務経験者がアピールすべきポイント

職務経験者の場合は、即戦力となるスキルや具体的な実績を強調するのが基本です。過去の成果として数値や実例を挙げ、「売上を前年比120%に伸ばした」「指導した新人が半年で独り立ちできた」など、わかりやすい形で提示すると評価しやすくなります。

企業はあなたの経験がどのように貢献できるかを重視するので、応募先で課題解決に役立つスキルをピックアップして記入しましょう。例えば開発経験のあるエンジニアであれば使用言語やフレームワークの経験年数、日本語だけでなく英語のドキュメント読解力などを記載するといいでしょう。

ただスキルを羅列するだけではなく、それらを実際の業務でどう活かしてきたか、さらに今後応募企業でどう貢献したいかも簡潔にまとめると強いアピールポイントになります。

ブランクがある人の場合の書き方

転職活動や家庭の事情でブランクができる人も珍しくありません。その場合は、なぜブランク期間が生じたかを簡潔に記入しておきましょう。あまり詳しく書き過ぎる必要はありませんが、企業側が疑問を抱かない程度に理由を触れておくと印象が良くなります。

たとえば「家族の介護に専念」といった事情がある場合でも、その間に学んだことや身につけたスキルがあれば積極的にアピールするのがおすすめです。語学の勉強をしていた、資格取得のために勉強期間があったなど、意欲の高さを伝えられます。

ブランク期間を有効に活用していた事実が伝われば、企業としても意欲的な人材であると評価しやすくなります。とはいえ嘘や誇張はしないよう、事実をベースに前向きな姿勢を示してください。

履歴書の作成ルール・基本マナー

履歴書を作成するにあたっては、ミスがないように注意しながら、読み手に敬意を払うマナーを守ることが大切です。誤字脱字や修正液の扱いなど、意外と見落としがちなポイントもしっかり押さえましょう。

履歴書の作成ルールは、書式的な決まりと企業文化に左右される側面があります。手書きで作成するのかパソコンで作成するのかなどは、応募先の指定がある場合は従い、指定がなければ自分の得意な方法を選びましょう。ただし、全体の見やすさと読み手の立場を考慮したレイアウトやフォーマットを心がけることが最優先です。

細かいポイントでは、誤字脱字があれば評価を下げる原因になりますし、修正液を多用していると雑な印象を与えてしまいます。一方で古い履歴書の使い回しによる日付や企業名の不一致には特に注意してください。いつでも最新の情報が反映された履歴書を提出するのが理想です。

手書きとパソコン作成、どちらが良い?

手書きの履歴書は熱意や人柄を伝えやすいといわれ、企業によっては好印象を持たれることがあります。しかし、文字に自信がない場合や多数の応募先に対して履歴書を量産する必要がある場合、パソコンを使ったほうが効率的でしょう。

パソコン作成は誤字脱字の修正やレイアウトの変更が簡単で、見やすい書類を作りやすいのがメリットです。一方で、パソコン作成だと機械的に感じられると考える企業もあるため、応募先の社風や応募要項を確認して適切な方法を選択しましょう。

いずれの方法を選ぶにしても、清潔感と正確性、そして内容の充実度が最も重要です。最終的には、読みやすく間違いがなく、あなたの魅力が十分に伝わる手段を選ぶことを忘れないでください。

フォントや文字サイズを統一する理由

パソコン作成の場合、フォントや文字サイズがバラバラだと全体的に統一感が失われ、履歴書の印象が雑になってしまいます。明朝体やゴシック体など、日本語の可読性が高い書体を選ぶと読みやすい履歴書に仕上がるでしょう。

文字サイズは10.5ポイントから12ポイント程度が一般的な見やすさの目安です。見出しと本文でサイズを微妙に変えることは問題ありませんが、大きくかけ離れたサイズを使うのは避けるようにしましょう。

また、行間を適切に設定することで可読性が上がります。詰め過ぎず、かといって空白が多すぎない程度の行間を調整し、全体のバランスを整えるのが大切です。

誤字脱字や修正液の扱い方

誤字や脱字のある履歴書はそれだけで評価を下げかねません。提出前には必ず見直しを行い、自分だけでなく家族や友人など第三者の目でチェックしてもらうのも効果的です。

手書きでの作成中にミスを見つけた場合、修正液や修正テープを多用せず新たな用紙で書き直すのがベターです。修正液が使用されていると、丁寧さに欠けると思われるケースがあります。

パソコン作成の場合も、誤字がないかを厳密にチェックし、提出直前に再度校正を行うようにしましょう。細かい点まで気を配る姿勢が、選考を有利に進める一因となります。

古い履歴書の使い回しはNG

一度作成した履歴書を使い回すと、日付や企業名を修正し忘れるリスクが高まります。特に切り貼り式で複数の企業に提出する場合、意図せず情報の不一致が生じることがあります。

使い回しによるミスは、採用担当者からの信頼を損ねる可能性が高いです。あらかじめ、その企業に合わせて志望動機や希望欄などを作り直し、最新の状態で提出するのが正しいマナーです。

もし複数の企業に同時期に応募する場合は、共有しやすいデジタルデータを用意し、それぞれの企業に合わせてアップデートするのがおすすめです。使い回しといっても、要素を流用する程度にとどめ、都度チェックを徹底しましょう。

履歴書の保管・保存方法

紙の履歴書を保管する場合、クリアファイルに入れて折り目や汚れがつかないように注意しましょう。面接や説明会で提出を求められた際にすぐに取り出せるよう、整理しておくと便利です。

PCで作成したデータは、クラウドストレージやUSBメモリなどで管理すると安全性が高まります。バージョン管理をして、日付ごとに履歴書を保存すれば古い記載ミスが紛れ込むのを防ぎやすいです。

履歴書のフォーマットや内容は、転職やステップアップのたびにアップデートしていくものです。定期的に見直しを行い、自分の最新情報やスキルが反映されるよう心がけましょう。

職種・業界別の履歴書作成のコツ

職種や業界の求める人物像やスキルは異なるため、履歴書の書き方にもやはり違いが生じます。自分が応募する領域に合わせて、重点を置くポイントを整理しておきましょう。

履歴書を汎用的に作りすぎると、どの企業にも刺さらない書類になりかねません。営業職であればコミュニケーション力や交渉スキル、開発職であれば使用言語や開発環境の知識など、自分の職種と応募先が重視している要素を強めにアピールすることが重要です。

また業界によっては資格の有無や取り組み方の細部を特に重視することがあります。介護業界ならば介護福祉士の取得状況や実務経験、クリエイティブ業界ならポートフォリオの見せ方など、業界特性に合わせた情報を強調しましょう。

営業職・事務職の場合

営業職や事務職は、コミュニケーション能力や作業の迅速性、正確性などが重視されます。数字を扱う仕事であれば、前職で担当した取引先数や契約件数など、具体的な成果を履歴書に盛り込みましょう。

事務職の場合は、使用できるソフトウェアや文書作成スキル、タッチタイピングのスピードなどをアピールするのも有効です。単に「できる」と書くだけでなく、実績に裏付けられた内容を具体的に書くと説得力が増します。

一方で、営業で求められる体力や粘り強さ、事務で求められる正確さや慎重さなど、職種ならではの要件を補足することも大切です。担当業務の流れを想定して、自分が活躍できる場面をイメージしながら書きましょう。

クリエイティブ業界の場合

デザインや映像、広告などのクリエイティブ業界では、視覚的なポートフォリオや具体的な作品例が評価対象になります。履歴書そのものも、整ったレイアウトや言葉の選び方でセンスをアピールするとよいでしょう。

ただし、履歴書はあくまで書類選考の一部であり、あまり派手な装飾やデザインを入れ過ぎると見づらくなる恐れがあります。必要な情報をすっきりまとめたうえで、センスを感じさせる程度のバランスが大切です。

使用可能なソフトウェアや得意とする制作領域については具体的に書き、実績をできれば数値やわかりやすい指標で示すよう工夫してください。ポートフォリオや作品サイトへのリンクがある場合は記載しておくと評価が得やすくなります。

製造業界の場合

製造業界では、作業工程を理解する力や安全管理への意識が高く評価されます。工場勤務やライン作業の経験があれば、具体的に担当した工程や改善提案の実績などをアピールすると効果的です。

機械操作や溶接など、専門スキルが求められる職種では資格や認定証の有無が採用に直結するケースもあります。免許・資格欄に書くだけでなく、どの程度のレベルで扱えるのかを述べると正確な評価を受けやすいでしょう。

製造業界では、チームワークや報告・連絡・相談の確実さも求められます。職歴欄や自己PR欄で、仕事の進捗を共有しながら作業を行なっていた経験などを記載すると、組織適応力をアピールできます。

建設業界の場合

建設業界は施工管理や安全管理が要のため、施工管理技士や建築士などの資格保有の有無は大きなアピールポイントになります。大規模な現場をどのように管理・運営した実績があるかも重要です。

現場で働く上で、体力やコミュニケーション能力も大切な要素です。履歴書では、どの程度の規模の現場で作業に携わったかや、協力会社との折衝経験などを書き込むと具体性が増します。

また、事故やトラブルを未然に防ぐ意識が高いかどうかも評価されやすいでしょう。安全管理の講習を受講している場合は資格欄でアピールするなど、誠実な取り組みを明確に示しましょう。

IT業界・エンジニアの場合

IT業界やエンジニア職の場合、プログラミング言語や開発環境、使用経験があるツールなどを具体的に記載すると効果的です。特に経験年数やプロジェクトの規模を示すと、担当者にスキルレベルが伝わりやすくなります。

履歴書には書ききれない詳細な経歴は職務経歴書で補足できますが、履歴書の段階で応募ポジションに関連する主要スキルをわかりやすくまとめておくと良いでしょう。例えば「Java経験3年」「AWSを用いたインフラ構築経験」など、主に重要な部分をアピールします。

また、クラウドやAIなど新しい技術に対して興味を持って学んでいる姿勢が評価されやすいです。自発的な学習意欲が伝わるよう、オンライン学習やセミナー参加の経験を書き入れておくのも良い方法です。

医療・介護・福祉業界の場合

医療や介護、福祉業界では、人に対する思いやりとコミュニケーション能力が最重視されます。看護師や介護福祉士などの資格保有はもちろんですが、ボランティア経験や患者や利用者とのエピソードを交えると温かい人柄が伝わります。

ただし、資格が必要な職種の場合は必ず取得状況や免許番号などを明確にしてください。資格取得見込みの場合は、その旨をきちんと記載しておくと企業側もスケジュールを理解しやすくなります。

医療・介護の現場においては、夜勤やシフト勤務に対する理解や協力体制も重要です。希望欄などで柔軟に対応が可能であることをアピールすると、実際の働き方をイメージしてもらいやすくなります。

よくある質問Q&A

履歴書を作成していると、印刷や写真のサイズなど、細かい疑問がいくつも出てくるものです。ここでは特によく寄せられる質問をまとめました。
履歴書はビジネスの基礎といえる書類のため、些細なポイントでも不安に感じる人は多いでしょう。きちんと疑問を解消したうえで作成すれば、落ち着いた気持ちで選考に臨むことができます。
以下のQ&Aを参考にしながら、細部までチェックを怠らず、自分の魅力がきちんと伝わる履歴書を仕上げてください。

Q. 履歴書の印刷や署名はどうすべき?

A. 履歴書を印刷する場合、白色で厚みのある上質紙を使うと書類全体の印象が向上します。一般的にはコピー用紙でも問題ありませんが、ビジネスシーンでの評価を高めたいなら少し良質なものを選ぶとよいでしょう。
署名欄に手書きを求める企業もあるため、指定がない場合でも自筆の署名を入れれば熱意を伝えやすくなります。ただし、全体をパソコンで作成した場合は署名部分だけ手書きにするかどうか、事前に企業からの指定がないか確認しておきましょう。

Q. 写真のサイズや服装のマナー

A. 写真のサイズは一般的に縦4cm×横3cmで、3か月以内に撮影したものを使用します。サイズが特殊だと枠からはみ出た状態で貼付することになり、書類としての見栄えを損なうので注意してください。
服装はスーツやシャツなど、清潔感のあるものが基本で、背景は白や淡色を選ぶと無難です。髪型やメイクも過度にならないように気を配り、応募する職種や業界の常識に合わせたスタイルを心がけましょう。

Q. 職務経歴書との違いと併用のコツ

A. 履歴書は基本的な個人情報や学歴・職歴、志望動機などを記載する書類で、一方の職務経歴書は具体的な業務内容や実績を詳しく伝えるための書類です。特に中途採用ではセットで提出を求められることが多いでしょう。
併用する場合、履歴書と職務経歴書で年号表記や社名、職務内容を食い違いなく記入することが重要です。どちらにも書く内容は多いかもしれませんが、整合性がとれていないと評価を落とす可能性があります。

Q. 郵送やメール提出時の送付状・添付ファイルについて

A. 郵送で履歴書を送る場合は、折り曲げ厳禁が基本です。A4サイズの書類がそのまま入る封筒を使い、送付状を添えて丁寧に同封しましょう。宛名や住所をミスなく記入し、封筒の締め方にも気をつけて郵送します。
メール提出の場合は、履歴書をPDFやWord形式など指示された形式で添付し、件名とファイル名をわかりやすく設定して送付しましょう。例えば「応募書類_氏名」といった形にすると、採用担当者が管理しやすくなります。

履歴書の提出前に必ず行う最終チェック

完成した履歴書は、提出前に最終チェックを怠らないことが大切です。ここでは紙面やデータにおける確認ポイントを改めて整理しておきます。

まず、最終チェックとして日付や署名、誤字脱字の確認を行いましょう。特に職務経歴書や送付状と日付が違っていないかの整合性はよくあるミスの一つです。ミスがある場合は、時間がかかっても修正したうえで新たに印刷または手書きし直す方が印象を損ねません。

写真が指定の枠からずれて貼り付けられていないか、シワや汚れがないかも入念にチェックしてください。オンライン提出であれば、ファイルを開いてレイアウトが崩れていないか確認し、不安があればPDF化するなど対策を講じましょう。

まとめ・総括:履歴書であなたの魅力をしっかり伝えよう

履歴書は第一印象を左右する重要な書類です。正しい形式と自分らしいアピールポイントを押さえ、採用担当者に好印象を与えるための準備を万全に行いましょう。

ここまで解説してきた通り、履歴書には基本的なマナーやルールが存在します。日付や氏名といった基本情報から始まり、写真添付や学歴・職歴の記載、さらに志望動機や自己PRまで、それぞれに意味のある最適な書き方が求められます。

少し面倒に思えるかもしれませんが、細部への気配りが採用担当者の心をつかむカギとなります。丁寧に作り込まれた履歴書は、それだけで真剣さと熱意が伝わり、選考を有利に進めるきっかけになるでしょう。自信を持って応募できるように、引き続き細かなチェックと企業研究を続けてください。

JOBSCORE編集部

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